恋した経営者のブログ〜素直でいるために〜

沖縄を世界の平和モデルへ!日々がち(本気)でゆんたく(おしゃべり)することを仕事にする、沖縄娘の言語化部屋です(*^^*)

写真を映すことで見えるもの。-レンズを通すと何が起こる?-

最近いい写真を撮る人に出会う機会が多い。

 

東京で繋がった写真家の方の作品は

その人が何を思ってそこでシャッターを切ったのかまで想像させるのが

うまいなぁと引き込まれるものだった。

 

伝えたい事が先にあって

考えてほしいことが先にあって写真を撮るのか。

いま、ここにいる自分の衝動で撮るのか。

 

映し方はその人、そのタイミングでそれぞれなんだろうけれど

写真を見ながら、シャッターを切った自分のことを振り返る時間が大事なんだろうな。

 

静止画として、その時間の空気を感じながら自分の目で見た景色を

何度でも観ることができる「写真」って

なんかすっごい発明のような気がして。

 

 

 

カメラが好きな人と話していたら、

人間の目はカメラのレンズなんかより

ずーっと凄い細かい世界を映し出していることが分かった。

 

でも、なんでだろうな。

写真を見てたほうが、いろんなことに気づいたりする。

自分の目のほうが、たくさんの光をあつめて

広く、細かくいろんなものを映しているはずなのに。

 

・・・見たいものがわからないのかなぁ。

 

 

 

写真を見ての感動から、そんなことが頭をぐるぐるしていて。

自分の見える景色、みたいものを考えてみる。

 

顔を動かさずに

5センチ先、30センチ先、3メートル先、100メートル先と

焦点を変えていくと、見えるものが変わるんだ。

 

人間の目は、見たいものしか映せないのかな?

みたいものなら、見えないものも映せるのかな?

 

 

 

なんか、深いところにはまっていきそうな…(笑)

 

f:id:yuririn1008:20180427100618j:plain

雨の日に、生き物を映したかったのに…なにも映らなかった日。

 

見たい景色も、見せたい景色も、

一瞬をおさめて、誰かと共有できる写真を取ってみたいなぁ。

そこに何をみるのか、人と話したい。

 

 

 

いつも自分に素直に、みんなに素直に。

 

 

ゆりりん

夜の海はしずかで騒々しい〜いのちを感じる時間〜

 

誰もいない海を独り占めする時は、そらに吸い込まれそうになる。

 

 

しずかだと思っていた時間は、どんどん騒々しく感じてきて

いのちがいっぱいあることに気付かされる。

 

ヤドカリって後ろ歩きもできるらしくて

ムーンウォークより軽やかに、移動する姿が最高にかわいい。

って……数匹なら見とれるところなんだけど、

数えきれないくらい動いていることに気づいて、驚かされる。

 

実はと言うと、その暗さの中にあるいのち達に集中できないくらい

沖縄戦の風を感じてしまって、こわかった。

だから、そんな風なんて感じていないふりをして

いま、目の前にあるいのちに集中して探した。

 

ひとりだったら、気絶してたかも。(笑)

 

星空の下では、話さない時間も心地よい。

時間を越えて、誰かに逢えそうな気がする。

いのちが生まれることについて考え始める。

 

この世界が見えざる誰かの手によって動かされているとしたら、

誰もかもの行動をすべてお見通しなのかもしれない。

あのヤドカリが後ろ歩きをする意味も、

いつから後ろ歩きできるようになったのかも、

すべてがシナリオ通りに進んでいくんだろうな。

 

でも、でも、でも

こころを揺らして、頭で考えて動ける人間だからこそ、裏切ってやりたい。

 

この世界が、いのちを奪い合って生きるように創られていることはわかってる。

でもさ、

いろんなものから受け取って、「考える」ことができるわたしたちだからこそ

奪う以上に有益な生き方を見つけられると信じたい。

 

生きるためにいただく「いのち」に感謝して

多くの「いのち」でできていると実感しながら

奪う時には痛みを感じて、生きていこう。

 

 

f:id:yuririn1008:20180420232100j:plain

 

わ...すっごい星きれい。

 

 

 

 

 

 

いつも自分に素直に、みんなに素直に。

 

 

ゆりりん

 

 

 

 

 

毒になる「仲良し」はやめて「コドク」を極めてみたら?

#孤独 #不安 #本 #仲良し #友だち

 

東京にいる時の私は、沖縄にいる時以上に“ひとりごと”が増える。

 

いつもは人と一緒にいることが大好きで、

心理ゲームの「旅に行くなら?」の質問には

「友だちや家族と一緒に!」の回答を他の選択肢見ずに即答。

……だけど、最近はちょっと違う。

 

いつもは他人と話しまくって、すっごく楽しいし

持つべきものは「友だち=語り相手だ!」と本気で思う。

他人と素直な自分で話せる時には、自分では表現化できていないモヤモヤを一緒に紡ぎ出し、言語化できたりする。

本当に人との時間は大事。

 

ただ、こんなに人と関わることが好きな私にだって、

今考えると、ムダだったな…と思ってしまう時間がある。

  • 孤独を怖がって合わせるだけの時間
  • 不安を拭うためについて行くだけの時間
  • 全員が楽しくないのに終わらない時間

f:id:yuririn1008:20180411152355j:plain

言語化の壁打ちをしてくれた本。


幼稚園生くらいから、「1年生になったーら、…ともだち100人できるかな!」と歌い続けている私たちは、「孤独」になることが一番怖くて、ひとりになることを嫌う。

 

学校で昼ごはんを食べるのに「ひとり」はかわいそう。

休み時間に「ひとり」は寂しい。

旅に行くならみんなでワイワイ!!…だよね!?

そう思い込んでいるのはわたしの「孤毒(コドク)」な思考回路。

 

そう、毒を飲んでいたのかもしれない。

その毒がまわると、

ーひとり可哀想思考症候群ー

という病気にかかって、結構治りにくいようなのです。

 

なぜだか今は、お金を使って環境を変え、

ひとりになることに価値を見出した「孤得(コドク)」な思考回路。

 

自分の価値ある時間を、人に合わせて仲良しごっこすることに使う必要はないと思う。

ひとりにならないと、自分との対話ができないから。

すっからかんになった先に、自分がやりたい!面白い!エネルギー使いたい!と想えることは湧き出てきたりする。同時に、やりたくない!意味わかんない!嫌い!というような感情も発見できたりする。

どちらも、自分の腹の中からもわもわっと現れる、大事な気づき。

f:id:yuririn1008:20180411152338j:plain

どんな空間で自分の「時空超え」をできるかいろんな場所をためす。

 

ひとりでぼーっとしてると、自分がすっからかんなことに気づける。

刺激が少ないところで、空だけ眺めてたりすると

「何やってるんだろ、じぶん。」ってなってくる。

そこまでいったら、そっからが最高の単独がちゆん(=本気の対話)TIME。

 

自分は何のために生きているのか?

何がやりたいのか?

誰と一緒にいたいのか?

何に心動かされるのか?

どんな景色を見たいか?

どんな自分になりたいのか?

 

ずーっと自分のことを、自分だけで、自問自答する。

この先に、大事な気付きがあったり、行動の原動力が溜まっていたりする。

 

面白そう!って思っても、中々飛び込めない理由。

それが「ひとりだから」というものなんだったら、今すぐ「孤得」思考に切り替えて。

そうすると全身の「毒」は抜けていく!

 

身軽になって、新しくチャンスをくれる人とも出逢える。

「孤得」思考の人とも繋がる。

結局、たくさんの仲間がいたりする。

 

 

新学期は特に「孤毒」の蔓延に注意。

仲良し時間も、「孤得」時間も上手く使って、有意義な人生を歩むロールモデルに!

 

とか、東京でのひとりごと。

 

 

いつでも自分に素直に、みんなに素直に。

 

 

ゆりりん

“虚言実行”で、夢にも思わなかった人生へ!-3つのポイント-

#挑戦 #東京 #渋谷 #オーディション #虚言 #実行

 

何度目の東京だろうか、今日は緊張の度合いがいつもと違う。

夢にも思わなかった!という人生を目指すために、いつものチャレンジとはちょっと異なる変化球チャレンジをしてみた。

歌手を目指す人向けのオーディションを受けてみました。

※前髪は気合い入れて切りすぎた…近くの無印良品でハサミを購入w

f:id:yuririn1008:20180410224541j:plain

※結果はまだわからないけれど、今日の気持ちを綴ります@渋谷

 

他人を巻き込む挑戦をしてみる。

心が躍っているのか、乱されているのかー…心拍数はあがりっぱなし。

 

試されることは嫌いじゃない。

だからいつも通り、3割増しの自分でぶつかった。

 

ー“虚言実行”(きょげんじっこう)ー

普通なら、「有言実行」でかっこよく自分の想いを等身大で伝えるんだろうけど、私は違うかたちでチャンスを掴む。

今はできなさそうなことでも、言い張って叶える。

できないとか知らん。、、、やる。

自分にプレッシャー与えてなんぼ。

今決めて、実現するために動くのみ。

うちなーんちゅも、やるべき時はストイックに。(笑)

 

現実にしたいことは、ことばにして初めて相手へ届く。

緊張も、それをはねのける自信も全てを出してみて、まだ自分が見えてない可能性を一緒に見つけてもらえないか?とプレゼンに込める。

f:id:yuririn1008:20180410224553j:plain

先週末のマルシェで買ったブローチに見守られて。^^

 

誰かに審査してもらうことって、自分で機会を作らないと中々ないから本当に良い経験。いつもの勢いでチャレンジしてみて良かったな。

1時間ずっと心臓飛び出そうにながらも、やっぱり一言目を発したら、いま自分がここに居ることを感じながら、ちゃんと表現できることが分かった。

歌なんてカラオケ以外で歌ったことのない、わたしでもチャレンジできた企画。

この時間をたくさんの人に割いてくれている、企画者の方や審査員の方に感謝。

 

そして今回の経験は、経営者としては常日頃関わってくれる大学生の心情を想像するのにも役立つものだと思う。

新しい仲間も増える新学期。初心者のメンバーは、常にこの緊張感で現場を体験するんだと思いながら、今日の鼓動を思いっきり感じる。

背中を押せるように叱咤激励、成長のためのフォローをしていこうと思う。

 

 

自分のチカラを出すことは、思った以上に難しい。

毎回が一発勝負。

相手に興味を持ってもらえるか?

私から出た言葉をキャッチしてもらえるか?

想いに乗っかったり、突き刺して来たり私に向き合ってくれるか?

大事なのは、毎回この内省がどれくらい深く、らせん階段のように降りることができるかなんだよね。

 

人前で表現してみての気づきもうひとつ。

生き方に浸透していく。

がちゆんを通しての向き合い方が、わたしの細胞から弾ける感じが楽しい。

嬉しい。愛おしい。

経験はわたしのカラダを作っているんだとー。

まだ、言葉よりも先に心が動いている感じが残っている。

 

っふぁーっ。

やっと落ち着いて来だぞ()

 

衝動、直感、行動。▶大事な3つのポイント

やってみよう!を背中で見せれるのがわたしの良いところ。

魅せれるようにー。

“虚言実行”で、さらに挑む。

 

 

 

いつも自分に素直に、みんなに素直に。

 

 

ゆりりん

時間投資すべき3つの理由〜挑戦したい新入生のあなたへ〜

#新入生 #経験 #時間投資 #出逢い #挑戦

 

夏が来たー。

…と言いたいところだけど、春が来た。

沖縄はここ2週間くらい、快晴の日が続いていたから海に入った人も多いんじゃないかな?本当にいい天気だなぁ。

f:id:yuririn1008:20180407110116j:plain

 

春の始まりといえば、入学式で新たな生活にワクワクが止まらないー!という顔つきの学生をたくさん見る。わかるなー、楽しみなんだよ!まだ見ぬ世界!!

 

だけど、人間には本当に素晴らしい適応能力が備わっているらしく、新鮮な日々は始まって2週間くらいなんだよなぁ。

その後は、平穏な日常になっていくー。

 

だから、ワクワクが欲しい人、挑戦したい人にはそのための方法として、自分の判断で「時間投資」をどんどんしていくこと!

しなければいけないことではなく、

・すっごく面白そうなこと

・自分にはできないような難しそうなこと

・多くの価値観を持ったひとに出逢えそうなこと

やってみよう!の一歩目は、自分に帰ってくる対価が分からなくてもいいと思う。

ただ、その心動く「衝動」だけでたくさんの時間投資をする。

 

わたしの場合、その衝動を活かして時間投資したおかげで大きなPresent(現在/贈り物)に繋がったから。

 

  1. 好きなことに使ってた時間が「はたらく」に繋がる。
  2. 難しいことを分かってて挑戦した時間が「挫折と自信」に繋がる。
  3. たくさんの人との出逢いがわたしの「しんか(進化・深化)」に繋がる。

 

 

はじめる時は、タイミング。

背中を押してくれるような風が吹いてたり。

周りにいる人がどんどん挑戦する雰囲気だったり。

強引に巻き込むような人がいたり。

 

チャンスは今しかない…わけではないかも。

でも、今考えた、今感じた、今心動いたなら、、、今でしょ!(笑)

 

自分に得られる対価が何かを見定めての時間投資は、今の私にとってすごく大事な駆け引きだけれど、自分へのプラスが何なのかを知るためには経験が必要。

経験は、必ず時間投資をしなければ得られない。

できる、できない、キツイ、楽しい、喜怒哀楽の全てが動くような経験をしてみる。

ムダだと言われるような経験を経て、自分への投資方法に気づける。

 

自分の可能性に期待できるようになると、すっごく楽しくなる。

もっと出来るんじゃないか自分!

そんなビッグウェーブが来た時には、飛び込んでしまおう。

迷っていると飲み込まれるけれど、素直に乗っかれば乗りこなせる。

 

楽しみだなぁ。

 

すれ違った何名もの新入生、

振り返る暇もないくらいに駆け抜けるんだろうな。

その数年の時間投資が、あと何十年の生き方基盤をつくるんだ。

f:id:yuririn1008:20180407120503j:plain

妹と遊んでsnowで写真を撮った時間も何かに繋がる…はず★



 

 

いつも自分に素直に、みんなに素直に。

 

 

ゆりりん

 

 

 

お金で時間を買う時、時間でお金を稼ぐ時。

#時間 #お金 #稼ぐ #時間投資

 

あそこまで歩いていくか、それともタクシーで行くか…

かかる時間を考えて、財布の中身を確かめる。

 

私はよく、お金で時間を買うことがある。

厳密に言えば、1日に使える時間が増えるわけではないので、

移動や作業の時間を削減にお金をかけるということ。

 

特にここ1年くらいは、自分にしかできないことが増えてきた実感がある分、誰にやってもらっても良い時間は、できるだけお金出しても「買いたい」はずだった…。

なのに、飼った覚えもない「ケチ」という名の生命体がわたしの中には住んでいて、かなりの「時間買い」を阻止する。

 

・ガソリンスタンドは目の前なのに、安いところを知ってるから通り過ぎる

・タクシー乗ればいいのに、バスの方が安いかもと思って結局めっちゃ待つ

・食洗機買えばいいのに、これくらいのことは…と結局食器溜めまくり(泣)

などなど、まだまだあるわけで…この「ケチ」を追い出すのにかなり苦戦中。

 

でも最近、面白い発見があった。

そろそろ車を買おうということで予算を決めて探し回っていた。

1軒目、なかなかいい感じ!予算内。

2軒目、一目惚れ♡予算の2倍するー(笑)

 

もうその時にはわたしの心は決まっていて、

片想いが大好きな私にとって「追わないという選択肢はない!!」

ということで、決めました。……2倍(笑)

f:id:yuririn1008:20180407103054j:plain

 

もちろん、無理な買い物をしてはいけないので、

予算を越えた分のお金をどう生み出せば良いか考えたわけです。

単純に、エンゲル係数高すぎよね、ハハッ…

そう、最初に書いたように出来る限りの時間削減(という名のめんどくさがり)をしていた私は、自炊をしない《フル外食》という日々を送っていました。

毎日の朝ごはんと夕ご飯を自炊してしまえば、車のお金がどうにかなってしまうくらいだわ!と気づいたので、そういうことで昨日から私の自炊チャレンジが始まったというわけです。

 

そこで、出来る限り「時間を買う」を良しとしてきた私の脳内に、「時間でお金を稼ぐ」という思考も入ってきたわけです。

ただ、単純に家事をしてお金を稼げるわけではないので、どうしてもその「稼ぎ」の成果は今までの金額との「差額」でしかないわけです。

 

うーん、なんか目に見えた「稼ぎ指標」がないと気合が持たなさそう…

 

まだその「稼ぎ指標」をどう見える化できるかは思いついていないのですが、今回の車購入に関しては、私のモチベーション向上と移動時間を有意義するためでもあるため、ただのお金的なマイナスではなく、仕事効率や休日の充実度にも関わります。

以下の記事を読んでみると、私の自炊チャレンジは健康への投資にもなりそうなので、最終的にはお得な買い物にできるはず!と思っています。

president.jp

 

お買い物って、ただ楽しいだけじゃないんですね。

覚悟があったり、自分のことを知るきっかけになったり、駆け引きに頭を使ったり。

良い勉強になったなぁ。

 

そして、ここからはいつまで継続できるかの勝負ー。

f:id:yuririn1008:20180407103127j:plain

家事するぞ!覚悟を決めてキッチン周りでパシャリ



 

たまにはご飯レポートをかけるくらいに成長できるよう頑張ります(笑)

 

 

いつでも自分に素直に、みんなに素直に。

 

 

ゆりりん

 

 

がちゆん流ファシリテーションとは何か〜衝突からの誕生〜

#ファシリテーション #生み出す #本気 #信じる #がちゆん

 

最近は、話すことに加えて表現することが多くあった。

f:id:yuririn1008:20180404125204j:plain

大好きな師匠の講座が沖縄開催だったので、また自分と向き合う時間が持てて最高に嬉しかった。内言を溜めるための手段として、自分流のファシリテーションを発展させるためのインプットアウトプットの場としても、活かせる場。

まだこの魅力を言語化しきっていないのが悔しい、、、(泣)

アプライドインプロヴィゼーションについては長くなるので、また今度講座のレポートを書こうと思います!お楽しみに✨

 

 

▶「ファシリテーション」とは何か?

仕事上、私のまわりではよく出てくる単語であり、いろんな捉えられ方がある。

一般的には、以下のように説明されている。

ファシリテーション(facilitation)とは、人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶよう舵取りすること。集団による問題解決、アイデア創造、教育、学習等、あらゆる知識創造活動を支援し促進していく働きを意味します。その役割を担う人がファシリテーター(facilitatior)であり、会議で言えば進行役にあたります。

参考:特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会 より

www2.faj.or.jp

 

ファシリテーションを手法として捉えると、ファシリテーターはそれを行う(担当する)人であり、場全体のコーディネーターだったり、少人数規模のグループに1名いたりする。

私の考え方からすると、ファシリテーションは役割というだけでなく、自分の関わり方/姿勢、考え方など自分自身に染み込んでるようなものだと思っていたからこそ、ふとした時に「いまの発言はファシリテーターとしてどんな意味を持たせられたのか?」という問いが湧き出てくる。

自分でも考え、たくさんのファシリテーターファシリテーションを見て体感して来た中で、たくさんのモヤモヤが溜まっていた・・・。

何なんだーーー!!このモヤモヤっ(泣)

と思いながらガチでゆんたくを重ねる中で、ふわっとだけど、しっかりと分かったことがある。

 

 

▶「衝突」を生むことはファシリテーションではないのか?

私のはたらく株式会社がちゆんでは、その社名どおり「がち(本気)でゆんたく(おしゃべり)」する場づくりを依頼していただくことが多い。

修学旅行生を対象に平和をテーマにすることもあれば、企業や行政の方々を対象に地域の課題についてを話すこともある。

哲学的なテーマで答えがない時にも、より良い改善を目指す具体的な話の場合にも、いつも場に関わる私の姿勢として大事にするのは同じこと。

 

「あなたの意見をちゃんとキャッチするよ」の姿勢。

「意見の対立はする、でもあなた自身の否定はしないよ」の空気づくり。

 

そして、

「はっ…」とする自己変容を生み出すこと。

 

3つ目は最近少しずつ言語化してきた、一番がちゆんの特徴的な部分。

もちろん、どんな人達がその場に参加しているのか、どんなテーマなのかによって場の仕掛けはだいぶ変えるし、関わり方も変容させる。

ただ、多くのファシリテーターがいる場とがちゆんの場の違いは「衝突を起こす」ということだと思う。

f:id:yuririn1008:20180404140500j:plain

これは、私が社内で日々がちでゆんたくを重ねたからこそ実感している確かなこと。

人は自分だけで意見を生み出すことはできない。

誰かとの対話の中での気づきも多いし、本を読みながら自分の考えを構築していく人もいるし、景色や音楽や芸術に触れて、何かとのキャッチボールの中で自分を確認していく。

そこには必ず、「違和感」や「共感」があって、特に感情が動かされた時に、その心の動きが思考回路を巡って言語化へと繋がる。

 

だからこそ、私たちがファシリテーションをする際には、意識的にも無意識的にも「衝突」が生まれるような仕掛けを多くしている。

通常ファシリテーターがいる場は、かなりスムーズに色んな人の意見がかわされて、伝わりやすく言語化されて、まとまりよくその場が仕上がっていく。

その、「きれいさ」に違和感を感じる。

私たちの目指すファシリテーションとは違う。

 

参加者の内的変容の実感を生むために、その人自身の中にそもそも意見や考えがつくられていないかもしれない、という前提から始める。

ーがちゆん社長の言葉ー 国仲 瞬

 

意見や考えがない人にどんな質問をしても、

いくら待っても、その人からは何も出てこない。

だから、仕掛けにいく。

 

どこに違和感を感じるのか?

どこで怒りに触れるのか?ムキになるのか?

 

感情をほじくりかえすこともする。

だから、きれいにはいかないし、客観的に見た人からは喧嘩に見えるかもしれない。

結果まとまらなくて、振り出し以上前に戻った感覚になるかもしれない。

 

だけど、ひとりひとりの内的変容は絶対にある。

「なんであの発言にイラッと来たのか?」

「自分が言いたいことは、そんなことではない!じゃあ何なのか?」

自問自答が出て来るからこそ、今まで「無かった」ものが衝突によって「生まれる」んだと思う。

 

通常、議論をする中で感情的になることはあまり歓迎されない。

怖がって意見出しづらい人がいるから。

怒りに任せて暴走する人がいるから。

空気が凍りついてしまうから…。

 

だから、ファシリテーターが必要なんだ。

 

 

▶がちゆん流ファシリテーションとは?

ファシリテーターは安心安全な場をつくる。

感情的になりやすい人、言い方が強い表現となってしまう人からすると、自分の素が制限される場は安心ではないはず。

もちろん場の決まりとしてグランドルールを使用することは大事、でもそれは誰にとってのどんな役割を持つのか考える必要がある。

 

感情は、言葉より先に何かを表現する。

感情は、過去に眠っていたものをパッと引っ張り出す力を持っている。

感情は、シナプスを越えてこころに響く。

 

私たちは、「衝突」するエネルギーが

無からでも、何かを生み出せることを信じている。

内的変容を生み出し、思考と行動に繋がる一歩になると信じている。

 

だからこそ、私はひとりのファシリテーターとして「受信力」を鍛える必要がある。

言葉以外からのいろんなメッセージを見逃さない。

本人だって気づいていない「違和感」を察知して、問いかける。

感情が言語化される前だって、表情や身体は反応することが多い。

ー腕を組んだ、眉間にシワが寄った、斜め上を向いた、反るように座ったー

そんな、なんでもないようなことまでをキャッチして、ツッコミを入れる。

まだまだ足りないけれど、誰よりも体感値を増やして鍛えあげようと思う。

 

 

多くの人が、感情をむき出しに話すことを怖がらなくていいような

がちでゆんたくできる文化をつくること。

そこから、社会を動かすエネルギーが生まれることを信じている。

 

 

だからここで、がちゆんするんだー。

f:id:yuririn1008:20180404140405j:plain

 

 

 

 

いつでも自分に素直に、みんなに素直に。

 

 

ゆりりん